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アニメ界の変容から眺めるマジック界 
晃太郎はTVみません。持ってません。
アニメもあまり見ていなかったのですが…

このところ、twitterでのTLにあがってくる話題のものはそれなりにチェックしたいな、という気持ちが起こり。
ついでに、「ネット視聴1週間無料」に釣られて、気づいたらこの春からそれなりの本数のアニメを見ているような気がします。

で、エヴァンゲリオンですとか、もっと前に子供の頃に見ていたのと比較して、最近のアニメに非常によく見られるもので「過剰なまでに伏線を張る」という傾向があり、舞台芸人として色々と思うところがあります。

ほんの一瞬だけ映る柄や服装、その後に起こることの暗示や、心理描写など、「こんなの普通に見てたら絶対気づかないだろ!!」と思える細かい描き込み、伏線があちこちに。


これなんなんだろう、と考えてみたところ。
①映像メディアの氾濫
②視聴環境のPCへのシフト
③ネットによる情報共有


などが原因ではないかと推測してます。
昔だと、TVで一回やったっきり。ビデオがなかったり、撮り忘れれば後から戻れない状況。伏線なんて誰も気づかない。

ところが近年は、映像メディアがさまざまな形で視聴でき、共有され、多くの方の目に留まり易くなっている。
それをPCで見た場合、繰り返し視聴、コマ送りが容易。つまり、以前に比べて、細かいところを何度も見ることができ、それをする人間が大勢になっている、ということです。
(昔、エヴァのOPを一時停止してコマ送りしたなぁ…)
さらに画面キャプチャーが容易で、ネットでファン同士が考察しまくって、予想しまくって、その答え合わせを毎週行う。聖地(アニメに登場する現実の場所)を見つけるのも早い早いw

アニメの楽しみ方が変容している、ってーことですな。こればっかりは、後からまとめて見たのでは味わえない楽しみ方かと!(顕著だったのがまど☆マギ。シュタゲは伏線多かったがゲームが先行してたのでネタバレあり。ピンドラはネット視聴だと週遅れすぎてつまんない…)


翻って、マジックについて。
サーストンの三原則に「繰り返して演じない」とあるよう、コマ送り&繰り返し視聴など、マジシャン泣かせもいい所。
実際にミスディレクションが効いている状態では視野狭窄・焦点深度狭窄でバレないネタが、画面で見るとバレるバレる。
まったくもって、現在の映像文化の隆盛はマジック界にとって由々しき事態です。

そんな中、映像メディアとどう向き合うか。どう付き合うか。
ネタバレにつながりやすいから、露出をしないのがいいのか。TVのお誘いを断り、ネットの露出を断るのが良いのか。


晃太郎は、手妻(和妻)には、この時代に適応する答えのひとつがあると思っています。


手妻には、所作の美しさがある。これは何度見ても楽しめるものだ。
手妻には、口上がある。これは毎回変化するもので、見る度に異なる魅力あるものだ。
手妻には、見立てがある。これは一度や二度ではとても理解しきれない。ファンが考察する格好の対象だ。


蝶の見立ての型で晃太郎が一番好きなのは、「床入りの形」です。
蝶二羽を扇子の上に乗せて、もう片方の扇子で伏せて、そこからそっと覗き見る。
蝶の結婚です。これなど、解説がなければまず気づけない。
でも繰り返し見て、その仕草の意味を自分で発見できたら、どれほどその芸に魅力を感じることか、と思うわけです。

繰り返し視聴でバレないマジックばかりをチョイス、という対応でもいいんですが、「繰り返すほどに魅力を発見できる」という深みを持った芸を追及する方が正解なのでは。
そのためには、マジシャンが創意工夫する箇所として、「ただ不思議であれ!!」だけを突き詰めていたのでは足りないんじゃないかと思うんです。


もし「あなたの特番をNHKで放送したいです。いまやってる芸をフルルーティンTVで取り上げさせて下さい」って言われたらどうしますか。
それをやったら、youtubeに転載されるかもしれない、コマ送りされて解析されるかもしれない、無料で見せてしまったら仕事が来なくなってしまうかも、エンドのネタが知られていたらびっくりしてもらえない。

…だからといって、お話断りますか?断らないですよね。露出の場がある方がありがたいに決まってる。
ネットを使って、映像で発信していくってのは、詰まるところ「自分で自分の特番を組む」ことです。


晃太郎の生存戦略は、「繰り返し視聴の度に魅力が出るよう芸を深め、映像露出の場を自分で開拓していく」ことです。


↓露出の場です。がんばりまーす。





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