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舞台芸の目標の遷移 
只今は学校公演で、京都を巡っております。
普段であれば、合間見て京都の史跡を巡りたいところだけど、自主公演の準備でなかなか観光に出られず!もったいない!orz

学校公演は一座での移動なので、師匠とも、おとうと弟子とも、プロを目指す学生さんとも話す機会が多々あり、改めて自分の芸の目標地点について見直す機会にもなりました。以下、つらつらととりとめない拙文を。

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まずおぼろげな人生の大目標としては、「手妻を格の高い芸能として、その魅力を広く知らしめ、発展継承させて行く」というのがある。これは、演じ手の稀少になったものを復興させる、挑み甲斐のある目標で、2004年くらいから意識するようになり、おそらく生涯変わらないことかと。

ではそのためには何をすれば良いか。

まず演者として一流にならなければいけないと思っている。
これは判り易い目標。多くのマジシャンが芸の研鑽を目標に掲げる。
高い山があれば裾野が広がる。裾野を広げて次代を牽引する。

では、芸が独りよがりであればいいか?ただ自分が良いと思うものを突き詰めれば良いか?
そうじゃないと思う。お客あってこその芸能。で、あれば、求められること、言い換えれば稼げることが前提としてあり、その範疇でやりたいことをやるべきでは、と。稼ぎは芸能の品質のバロメーターだ。

良い芸能を作るためには、長い時間も、莫大な費用も掛かる。一流の道具、一流の衣裳、一流の音楽、一流の裏方とコラボレーションすることで一流の芸能は出来上がる。
継続して、年齢を重ねて、芸によって大きな収益を得続けられるモデルを考えておかなければ、目標地点に到達しない。良い芸を作ることもできないし、発展継承させて行くことも不可能。ただ頑張ってればいつかなんとかなる、ってのは幻想だ。

以前に考えていたのは、「芸を大振りにすること」。一演技の鑑賞者総数を多くすれば、一公演あたりの収益が大きくなると考えた。そこで小目標として「40歳までに国立劇場・大劇場での単独公演ができるようにする」ことを設けていた。
その為には、90分程度の大掛かりな芸ができなければならず、1600名の座席をいっぱいにできるほどの人気を得ていなければならない。そこで段階的に、少しずつ大振りな芸のバリエーションを増やし、お客様を開拓し続けていた。


そして今年、2011年に入って、大きな目標の転換が起きた。
それはニコニコ動画での舞台イベント配信だ。まずニコニコミュージカル「東方見聞録」を見た。これは、7回公演でリアルの座席チケットが3,500円×約2,500席、ネットのチケットが1,000円×約4,500枚。有料・無料の視聴数が約50万再生だった。
その後、自分が出演した「ニコニコ大会議Final」はJCBホールで2,500人ほどの来場、視聴数は約16万再生。「ニコファーレこけら落とし」では200名ほどの来場、視聴数は約70万再生!!だった。


出演して思った。なんと自分の描いていた舞台の小さかったことか。


もちろん前述の公演の集客には理由がある。「あれは歌い手さんが人気があったから」「TVのタレントが出てたから」。でも肝心なのは、モデルだ。かつて僕が描いていたモデルでは、キャパを越えられない。キャパ以上の収入が得られず、キャパ以上に見て貰うことができない。どれほど数多く公演をやっても、演技を見てもらえるのはごく僅か、いつになっても認知度は上がらない。


どうやって人気を集めるか。どうやって公演を大きく行うか。どうやって公演を黒字にするか。
その答えを目の当たりにした。だから、時期尚早と思いながらも、今ネット配信で公演を行うのだ。

二人会『信』 http://www.wazuma.jp/shin.html


フライヤーの裏面に書いたように、この活動は舞台芸能全般の未来を照らし出すものだ。
これまで、広くマスに知られるにはTVしかなかった。しかし、今TVで舞台芸をゆっくり流すことはあり得ない。大道芸的に、目を引く現象をぱっぱっと見せ続ける手法しか存在せず、一発ならともかく、定常的に放送機会を得ることも不可能だ。

ネットでの配信は違う。冗長で構わない、舞台の芸をそのまま演じられる。そして自分自身が発信者だ。スポンサーの顔色も事務所の力も関係ない。配信で小さな利益を得ることが目標なのではない。このモデルを定着させ、舞台芸に親しみを持つ層を広く開拓し、業界を活性させることが肝心なのだ。

音楽の世界では無料配信は定着した。しかし、これはPCのスピーカーでの貧弱な環境で聞くのと、現場で聞くので大きな品質の差異があるから成立する。視覚が主の舞台芸は、無料公開では舞台から人が遠のく。小さくとも木戸銭は必要であり、木戸銭を払うからこそ、集中して舞台を見る状況になる。有料環境にすることで、サーバ負荷増大によって蹴り出されることも防げる。

ニコニコでやることで、コメントは懸念事項でもある。誹謗中傷、野次馬コメントは正直怖い。これも、小さいながら木戸銭を取ることでかなりの改善となる。コメントは何を意味するかというと「ライブ感」に他ならない。劇場でぽつんと一人で見ては魅力が半減するように、モニタ越しで見ている多くの仲間が一緒に盛り上がるから舞台が楽しい。この点において、「アカウントと関連づけられた課金システム」「コメントによるライブ感」は、Ustreamでは実現できない魅力だ。



さて、少々技術よりの話になってしまったが、上記のようなことを考えている。
留意すべきは、ネットというのは、ただ「声が広く届く(可能性がある)」というだけだ。届かない、というシチュエーションに比べれば遙かにマシとは思うものの、結局のところ、魅力が無ければ効果は無いのだ。ネットで人気を得られなければ、TVでも人気を得られず、リアルでも人気を得られない。

そこでもう一つ。近年とみに感じること。

芸人とは、「芸」+「人」であるべきだ、ということ。

「芸」だけがコンテンツではない。「人」こそがコンテンツであるべきだ。
舞台芸のバリエーションを増やすことは到達点では無いと思っている。芸を入口に人に関心を持ってもらいながら、人が伝わるような芸を開拓していく。稽古のみでなく、人間としての魅力を高めるためにリソースを振り分けるのだ。


総括して、当面の目標。
・ネットを使って実演披露の場+芸能の魅力を伝える場を「自分で開拓していく」
・自己自身を研鑽しながら芸を洗練させる

それにより、「手妻を格の高い芸能として、その魅力を広く知らしめ、発展継承させて行く」ことにしよう。
2011年9月の藤山晃太郎の思考だ。

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お金をいただいてやるからにはいろいろと見苦しいところ(裏方のやりとりなど)は見せられないし・・・10月には私でもできる最大限の協力させていただきます。あぁ、その件でメールするって言っておいてまだだった。。。

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